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« 菅首相の開き直りが面白い ── 再生エネ法案をやり遂げて花と散れ!
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石川知裕:最後に特捜部にエールを送って、この事件を終わりにしたい »

菜の花・ヒマワリで放射性物質を吸収せよ! ── 植物による土壌浄化の可能性と課題

福島第一原発の事故による放射能汚染が深刻化する福島県で、いま、植物を利用した土壌浄化の取り組みが注目されている。農水省もすでに5月に実証実験を開始していて、8月中に検証結果をまとめ、農地の放射能汚染の回復に活用する計画を立てている。そこで、本誌編集部はこのプロジェクトに関わっている篠原孝農水副大臣にインタビューを行い、植物による土壌浄化の可能性や今後の課題について聞いた。

──────────────────────────────
shino6.jpg
篠原孝氏(農水副大臣)


── 植物による放射能汚染の浄化について、現在は研究段階ということですが、実現性はどの程度あるのでしょうか

植物による土壌浄化はチェルノブイリで行われていています。菜の花は土壌からセシウムを吸収する上に、収穫したナタネからバイオディーゼルを搾油でき、搾りかすや茎葉を発酵させて、メタンなどのバイオガスの生産も可能です。セシウムは水溶性で、油とは相容れません。ですので、菜の花やヒマワリを栽培しても、そこからとれる油に放射性物質はほとんど含まれません。発酵残渣には放射性物質が含まれますが、バイオガス自体には放射性物質は含まれないことがわかっていて、発酵残渣から放射誠意物質を分離することができれば、放射性物質だけを回収することも可能です。

ただ、植物による土壌浄化が行われても、放射性物質が消えるわけではありません。なので、発酵残渣から放射性物質を分離させ、容器に閉じ込め、最低でも放射性物質が無害化するまでの約300年間を地中で眠らせる必要があります。これには莫大なコストがかかるのですが、やる気になればできると思っています。

── 菜の花に注目している理由は

菜の花は日本で消えてしまった代表的なものです。日本の国土と相性が良く、かつては春になれば菜の花が咲き、収穫後はナタネ油をとって利用されていました。菜の花は循環型社会にも適応できる作物で、もっと活用されるべきなのですが、それが外国産の大豆油やナタネ油にかわり、国産のナタネ油はほぼゼロになってしまいました。いまでも残っているのは、観光資源としても有名となった青森県の横浜町やさつま揚げに不可欠な鹿児島県などわずかです。それでも、菜の花は日本中のどこでも作れるし、中山間地域の遊休農地でも簡単に作付けできますし、景観作物にもいい。また、廃油からバイオディーゼルも作れますので、循環型社会にピッタリの象徴的作物です。いまでは農業者戸別所得補償の対象作物に入っています。

また、菜の花と同じようにセシウムを吸収する性質のあるヒマワリを使って、二毛作ができるのではと考えています。菜の花は10月上旬までに種を蒔き、翌年6月収穫できます。その後にヒマワリの種を蒔けば、8月に収穫できるので、1年に2度、放射性物質を吸収する作物を収穫できるのではと考えています。ヒマワリに限らず、どのような作物と輪作すればいいのかを実証することも必要です。

──今回の原発対応では、表土を取り除くべきとの意見もあります

「表土を削る」と簡単に言いますが、削り取った土壌をどこに持って行くのでしょうか? たしかに、すべての土を削ってそれぞれの農地の一画に集めることは可能でしょう。しかし、日本には地震があり、津波があり、洪水もある。汚染された土を集めた場所に水害が起これば、放射性物質が流れ出てしまう危険性もあります。いまでも学校の校庭から削り取った土をどこに持っていくかが問題になっていますが、土を削り取るだけでは物理的に限界があるのです。なので、植物を使って放射性物質を吸収、分離してから集めるという方法も重要になります。チェルノブイリで試されている様々な手法を検討しながら、土壌を削ることも含め、最も安全で効果的な方法を考えなければなりません。

── 課題はどこにあるのでしょうか

一番は予算の問題です。予算があれば、放射性物質を大量に分離することも可能だと思います。ただ、このプロジェクト自体は現在は実験段階で、どれくらいの予算規模になるのかもわかりません。今後、さらに放射能汚染が拡大する可能性もあります。だからといって、汚染問題の解決には放射性物質を分離するしかないのです。また、分離した放射性物質をどこに保管するかも問題となります。地震や津波の影響を受けない固い岩盤の場所に穴を掘り、埋めるしかありません。これも難しい問題です。

── そのような予算は計上できるのでしょうか

予算については、まずは東京電力の責任です。一方で、原発は国策ですから国の責任もあります。もちろん民主党にも責任があります。民主党は政権をとってから、2030年までに現在54基もある原発を14基増やし、原発発電割合を30%から50%に増やすという狂った計画を立てていたのですから。

チェルノブイリではいまでも常時5,000人が原発の地域で作業しています。作業員は2週間サイクルで作業し、60キロ離れたところから電車で通っていてます。現在は、ボロボロになったコンクリートの石棺をさらに鉄で覆う工事も行われていますが、それも100年しか持たず、その後も放射能を出し続けるそうです。こういった状況を考えただけでも、地震の多い日本に原発はあってはなりません。

── 農水省は福島県飯舘村で行われている実証実験を開始していますね

飯舘村で実証実験を開始したのは、放射能汚染に悩んでいた菅野村長が、「ヒマワリと菜の花で除染をやりたい」と話していたからでした。5月28日には鹿野農水相が飯舘村に行ってヒマワリの種を蒔き、夏には結果も出るはずです。

この実証実験により、汚染された土壌でどの作物がどの程度の放射性物質を吸収するのか、植物のその部分に放射性物質がたまるのかという移行係数を日本が検証し、世界に示さなければなりません。また、検証するだけでなく、除染に役立てなければいけません。

「放射能汚染されているから畑を耕してはいけない」と言われても、作物を作らなければ、雑草と木が生えてきて畑が荒れます。汚染度の低い地域については一時的に帰宅し、除染作物を植えるなどの農作業を行うということも必要となるのではないでしょうか。

── どのような手法にせよ、放射能除染が長期間の作業になることは確かです。いま、篠原さんが副大臣としてやりたいことは何ですか

1951年に丸太の関税が無税になり、1964年には輸入木材に対する外貨割当制度が廃止され、いわゆる「貿易自由化」がされたことで、日本の林業は大きな打撃を受けました。その後、山は手入れされなくなり、世界から「日本は汚い」と言われながら、木材は安い木材を大量に他国から買ってきました。その結果、中山間地で暮らせる仕組みがなくなり、いびつな人口配置になってしまった。それにもかかわらず「東京の税金で地方を食わせてやってる」と考えている人がいる。とんでもないことです。電力だって食料だってみんな地方からのもので、その恩恵で都市住民は生活しているのです。

岩國哲人さんは「鄙の論理」で島根県で真面目に育ち勉強して大学に行っても、みんな仕事が無くて地元に戻ってこないので、毎年200万円を大阪や東京に投資していると言っています。日本のように繁栄している国で、これほど地方がガタガタになっている国は世界にありません。都市部に金・人・情報が集中し、政府もそれを是正する対策を講じてきませんでした。もっと地方で暮らしていける仕組みを作らないといけません。

こうした状況を是正しようと、震災後、ふるさと納税の額が10倍に増えていると聞きます。ないよりましですが、善意に頼り、施しを受けているようなものはダメで、政策の中に都市部から地方への所得移転の仕組みを入れ込むべきです。

食料が安すぎて農業で食えない、山を切り出すだけでは赤字になるから林業では食えない。そういう状況になっているのに、「TPPに参加せよ」という話もある。私は、「原発とTPPは日本に必要ない」ということを今後も訴えていきたいです。

(取材・構成:《THE JOURNAL》編集部 上垣喜寛・西岡千史)

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そのほか、詳細は下記リンクにも掲載していますので、投稿前にご確認ください。

http://www.the-journal.jp/contents/info/2009/07/post_31.html

ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

篠原 様

地方に対する所得移転のお話があるので、一つの考え方を提案します。

私など、年金にかかる税金は微々たるものであるが、それでも株、債券の所得税はかなりの金額になる。国民貯蓄千四百兆円の金額から推定すると、1%でも十四兆円であるので、高齢者全体の金額は、数十兆円に及ぶのではないか。

高齢者が地方に行きたくなる方法を考えればよいのである。一番大きい政策は、介護など老齢化に伴う施設の充実であり、老後の保障である。

また、地方住民高齢者の国税80%住民税20%の比率を変え、50対50ぐらいの比率にしたらどうか。

加えて、介護施設など老人施設を利用する人から一定の資産を預かり、死亡したときには、相続前に、その一定割合を地方に寄付することを義務付けるのである。

高齢者の資産、投資などから得られる税金が、重点的に地方に流れるシステムの構築は、地方財政の自由度活性化に大きく寄与するので、産業の地方経済活性化をもたらすのではないか。

何よりも、お金の集まるところに人が集まり、企業が集まるのは、資本の論理の当然の帰結です。

<篠原様>
こんにちは。以前から農業の専門家として尊敬申し上げておりました。
しかし、先日のCS朝日ニュースターへのご出演番組を拝見し、少々疑問が湧いてまいりました。
篠原さんが、日本農業の再生に真剣に取り組んでいる事は承知しておりますが、福島の野菜を学校給食に使えという論理には到底納得できません。
今、野菜は放射能物質の検査の際に徹底して洗浄する様に農水省から指示が出ていて、洗浄すると約1/10位に数値が下がるから安全野菜として出荷できるそうです。
現実に出荷される時には、洗浄されていないから、結果として流通を通した放射能の拡散が行われ、汚染を拡げています。
例えばラーメン屋さんが、徹底した洗浄をするでしょうか?アルバイトの学生店員が、居酒屋で徹底洗浄するでしょうか?
政府が主張する安心は、安心に非ずと皆が感じているから、福島の野菜や一部北関東の野菜は売れないのです。
私は従来から基準は厳しく、データは全て公開した上で、国民の判断に任せるべきと主張してきました。農業被害は莫大ですが、姑息なことをやっても真の意味で農業は助からない。
福島のホットスポットは一刻も早く立ち入り禁止にし、完全封鎖し、鉛や鋼鉄やコンクリで囲って、放射能汚染物質の最終処分地にするしかありません。
全ての国土を救うことはできないのです。表土の搬入先は福島原発近隣に定め、巨大な穴を掘って地中に埋める他はありません。
助ける農地は助ける。素早く除洗して農民を助ける。ひまわりを植えて何十年も待っている内に農民は死んでしまいます。
また、輸出産業としての農業に期待できなくなった現実からして、東北は生産業の拠点として生き残る道しか残されていない様に思います。だからこそふんだんな電力が必要であると考えます。
この際、地球温暖化などいってられないのだから、石炭でもガスでもジャンジャン燃やして補うしかありません。
今、求められているのは政治決断であり、東北の産業をどの様に再構築するかのグランドデザインです。

菜の花・ヒマワリで放射性物質を吸収せよ!

失礼だが、このようなタイトルをつけちゃうと被災地の人達があちこちに菜の花・ヒマワリの種をまいちゃうんじゃないでしょうか?

セシウムを吸収する効果が有る様ですし、趣旨は理解しますが、そこらじゅうに蒔かれたヒマワリが育ち、首尾よくセシウムを吸収してくれたら、今度はその後処理が大問題となる。腐らせるとセシウムは土壌に返るし、枯らして燃やすと大気中に拡散させてしまう事になる。一般家庭では処理出来ないのが現実でしょう。

煮ても焼いても食えない放射能は本当に困ったもんですね。ただ、国民向けにアナウンスするなら但し書きは大きく書いておいた方がよいと思います。

<篠原様>

植物は全てが放射性物質を吸着しますがひまわりや菜種と言われる油糧作物はその効率が高いとされています。
私は日本で30年ほど百姓をした後農業開発コンサルタントとして世界中を巡り現在ブラジルにてヒマワリBDFプロジェクトに参画しています。
ヒマワリも連作障害がありますので、他の湯量作物(菜種、ゴマ等)との輪作は効果的だと思います。

さて、超大規模農業国家ブラジルにおいても、大輸出国でありながらも自国民を自前で食わせる事を最重点にしているのです。

日本はTPPでもなく、大規模だけでもなく小規模農家、兼業農家の元気こそ、日本農業を持続的に安定したものにする要であると、このブラジルから見ても確信します。


現時点において、ほとんどが土壌の表面にある放射性物質が植物によって吸収されるということが理解できません。吸収するとすればそれは根からであり、根は土壌表面から10センチよりも下にあるものと思われます。もし植物が多くの放射性物質を吸収するという結果が出るのであれば、セシウムの土壌浸透度が早く進んでいることを意味し、地下水などへの到達もおそらく以前の予測よりも早いということになるのでしょう。
そういう意味では、吸収が悪いという結果を期待するしかありません。

やまかかしさん

私は専門家じゃありませんが、セシウムを吸収する植物は他にもたくさんあるようです。とくにいわゆる雑草の中にはヒマワリの10倍くらいの吸収力を持つモノも有ります。
しかし、雑草の種をまくと後始末が大変だし、第一見た目も悪い。

その点ヒマワリは、観賞用としても奇麗で人気もあり、ご指摘にある表土に近い部分の放射性物質への対策上も表土に近い層で根をはるので表層近くのセシウムの吸収に役立つと想定でき、管理も簡単という事で注目されているようです。

やまかかし | 2011年7月 7日 11:17様
植物は多くは根から養分を摂取しますが、葉や茎からも摂取します。挿し木苗が良い例で、葉や茎の微細な毛で水分を吸収するの併せて、微量ながら養分も同時に取り込むことができます。お茶から放射性物質が検出されたものの、葉に降り積もった放射性物質が、朝露と共に吸収されたと考えられます。
更に、輪作となると表土を鋤き込む(耕す)必要があり、土中に拡散することは避けて通れません。
その土中の放射性物質を如何に回収するか、その効率性や費用対効果が問題になることは間違いありません。
私はそれよりも、濃縮が問題と考えます。自然界には、元々放射性物質は存在しています。ただ、それらは問題にならないほど拡散しており、強力な放射線を出さない。汚水の汚泥処理や民家の雨水の排水溝で問題になるのと同じです。
田んぼや畑は、菜の花やひまわりなど放射性物質の吸収性が高い作物である程度吸収はできると思うのですが、山林や農地以外の場所からの放射性物質の希釈をどうするかも考える必要性を感じます。
きのこや山菜なども多少影響を受けることも懸念されます。
管理されている山林は、下草刈りで雑草を刈り取ったりしますから、それらを回収する必要性も感じます。
今後はそうして回収された植物の放射性物質をどの様に分離するか、保管するか、その技術の確立が早期に求められる。
客土(土の入れ替え)より、植物で放射性物質を回収する手法が、一番費用対効果が高いと私は推察します。

このコラム主旨とは異なりますが、今回の震災で農地法の特例化の話がいまだに聞こえてきません。国交省では、減災の伴う建築基準の見直しが、進められていると聞き及びます。仮設住宅の用地でも一部問題視されましたが、今後の復旧・復興に際しても、農地規制が、その進展を遅らせる可能性があります。被災地の農地管理がどの様になっているのかは、知る術がありませんが、農振地域であれば、色々と制約が多く。高台に住宅地を移転したくても許可を得るに相当時間が掛かる。特例として、数年間農地転用を緩和する方法もあると思えるのです。
こうしたことは復興庁の役割に当たるのかもしれませんが、事前に協力できる体制作りも必要と考えます。

土壌の放射能除染の方法(その1)

高野論説へのコメントでも書きましたが、土壌が放射能
汚染されたままということは、住むことや働くこと全て、
つまり産業や生活のあらゆる活動の障碍になっており、
土壌除染なくしては瓦礫の撤去はもちろん避難の解除、
復旧そして復興つまり今後の将来について全く見通しが
立たない、ということです。
ところが菅内閣にはこの土壌除染についてほとんどやる
気を感じられません。世論の関心もこの土壌除染につい
ては決して高いとはいえない状況です。
その中で農水省が植物による土壌浄化ということに関心
を持って試行錯誤していること、その先頭の一人に篠原
副大臣が立っておられること、このことにまず福島県民
の一人として感謝いたします。
ただし植物による土壌浄化はそれなりに有効だと思いま
すが、はっきりいいまして悠長すぎるのではという感じ
を抱いております。

福島県はご存知のように浜通り、中通り、会津と3つの
地域に大別されます。このうち放射能汚染レベルでいえ
ば会津と浜通り、中通りでは格段の差があるので、異論
があるのは承知で緊急に除染が必要なのは浜通りと中通
りに限定します。
いま山林と市街地や宅地を除いても、いわゆる田畑耕作
地(水田と畑作)の面積だけでどのくらいだと思われま
すか。
昨年度統計でおおよそ115,748(ha)ですよ。イ
メージしやすいように例えでいうと、東京都全面積の約
55%、香川県全面積の約62%です。

この膨大な面積にひまわりや菜の花を植えるわけですか
? もちろん油やバイオガスが取れるでしょう。でも、
副大臣自ら話されているように「発酵残渣から放射性物
質を分離させ、容器に閉じ込め、最低でも放射性物質が
無害化するまでの約300年間を地中で眠らせる必要があり
ます。これには莫大なコストがかかる」
それにこれなら安全だというレベルにまで土壌の放射能
をひまわりなどに吸い取らせるのに何年かかるのでしょ
うか。それまで農家は米や野菜を作付けするのを止めて
毎年ひまわりを植え続けることになるのでしょうか。

いま福島県の小中高や幼稚園などでは校・園庭の表土を
2~3センチ剥ぎ取ることによって放射能レベルを相当
程度下げることに成功しています。
もし副大臣が、「莫大なコストがかかるけどやるきにな
ればできる」と本気になって思われるのであれば、この
表土削除という方法による除染を何故対象外にされてし
まうのでしょうか。
副大臣は削った表土をどこに持っていくのだと批判され
ています。地震や津波のある国土では危険だと言われる。
それなら全東京都の55%に植えるひまわりの膨大な残
滓はどこにもっていくのですか?逆にお聞きしたい。
ご自身が言っておられるように、「一番は予算の問題で
す」「地震や津波の影響を受けない固い岩盤の場所に穴
を掘り、埋めるしかありません」。
結局は、ご自身で認めておられるように削除した表土の
最終処分だけが問題なのではなく、放射能管理の手立て、
最終処理場所、莫大な予算という問題では、表土削除も
植物発酵残滓のまったく同じ問題に直面するのです。

土壌の放射能除染の方法(その2)

どちらも巨大な国家プロジェクトとして取り組まねばな
らない事業であるならば、放射能除染の程度がより確実
でできるだけ短い時間でできる方法を選ぶべきではない
でしょうか。少なくとも当事者である福島県に住む者と
して、私は表土削除の方がより望ましいと判断していま
す。
ちなみに削除した表土の処分法については、簡単にいえ
ばいま小出裕章氏などがメルトアウトした福島原発の最
終手段として地下に巨大なコンクリートの人工ダムを造
るしかないと提言されておりますが(定かではないが官
邸でも密かに検討しているといわれている)、この方法
に近い。
元日本原子力学会長で現在NPO法人放射線安全フォー
ラム副理事長の田中俊一氏は、コンクリートの地下ダム
の周囲をベントナイトやゼオライトで敷き詰め、そこに
削除した表土を埋めることによってセシウムの移動を抑
制する廃棄土壌管理処分場を建設する、という方法を提
言されています。
田中氏は東海村の原研で長年原子力の研究に従事されて
きた学者で、いわば原発推進派だっただけに、そういう
人の方法はいかがなものかとあれこれ言う向きもありま
すが、今回の福島原発震災に反省と謝罪を示され、償い
として何かできることをと故郷の福島県の各地で具体的
な除染活動をされています。
田中氏が提言している除染方法が実践的に有効なのであ
れば、私はその経歴をとやかく問題にして検討しないの
は間違っていると思います。
ホットポイントの個別住居毎に避難するか否かを迫られ
る特定避難勧奨地点に指定され、現在大きな問題になっ
ている伊達市では、最近全市域の放射能除染に取り組む
方針を出し、その除染アドバイザーにこの田中氏を委嘱
しています。

田中氏によると、浜通り、中通りだけでなく会津も含め
福島県全体で(山林は除く)削除した表土の量は、最終
的には数千万トンになるかもしれないという。
小出氏のいう福島原発の地下ダムを取り囲むようにして
たとえば5キロ~10キロ圏内に巨大な廃棄土壌管理処
分場を造るしかないのではないか。巨大な原発墳墓・・
いってみれば21世「仁徳天皇陵」を造ることになる。

除染の具体的な方法は田中氏の講演(於福島大学)を参
照されたし。
http://www.youtube.com/watch?v=A3HyDA7hlvY

私は植物による土壌浄化法を否定する者ではありません。
現実的に考えれば、表土削除と植物植え付け両方を組み
合わせて(たとえば線量濃度が高い地域はまず表土削除
をし、その後にひまわりや菜の花を植えるという2段階
法とか)、その地域毎に効果的な除染法を探りながら進
めるのがよいと思っています。
ただいずれにしても膨大な予算と手間のかかる巨大な国
家プロジェクトとして取り組むべき課題だと思います。
それだけに表土削除法を最初から除外しないで検討対象
にしていただきたいのです。
あの菅首相の下ではできないと考えていますが、それで
も篠原副大臣にはなんとか土壌除染のプロジェクトの道
を探っていただきたいと切にお願いします。
また伊達市のような自治体による取り組みにも、なんと
か予算措置を含む政府による支援策の実現に向けて頑張
っていただきたいと思います。

訂正です。すみません。
放射能除染の方法(その1)
の最後の部分

・・・表土削除も植物発酵残滓のまったく同じ問題に
->
・・・表土削除も植物発酵残滓もまったく同じ問題に


放射能除染の方法(その2)

巨大な原発墳墓・・いってみれば21世「仁徳天皇陵
->
巨大な原発墳墓・・いってみれば21世紀の「仁徳天皇陵

yutampo | 2011年7月 8日 03:47様
被災地域にお住まいと推察し、一刻も早い対策をと気持ちは、少しなりとも理解できます。
最終処分に関しては、表土対策においても、放射性物質の分離・保管に相当の施設が必要であることは変わりません。問題は、拡散した放射性物質をどのようにして回収するかが鍵でないかと思うのです。
私は、植物学者や化学者でない為に具体的な回収方法を提示することはできません。一農家としての提言です。
小学校などのグランドなどは、早急に回収する必要性から表土削除が一番であろうと思えます。
けれど、農地であれば単に表土削除が有効かについては疑念があります。膨大な面積であるがゆえに、相当数の日数がかかる。その間に土中浸透や排水流失が考えられます。その場合、どれくらいの深さで削除するかも変わってきます。また、そうした場合、仕事があるのは、土地改良組合を中心とした土木事業者に仕事が回り、肝心の農家はその間、仕事もなく収入源もなくなります。菜の花などには、少ないながらも仕事や所得を得ることができます。けれど、お米や野菜に比べて、その所得は格段に下がります。そうした不安を解消するためにも、放射性物質除去作物として、特別の補助を付けることもできます。雑草や下草刈に対しても、日当労働費を支払うことも可能です。
また、農業排水路の集約地点において、下水処理施設(放射性物質分離機能も持たせる)を新たに建設するなども考えられます。
放射性物質を執着しやすい薬品?などがあれば、代掻きと排水を繰り返すことで希釈することも可能でないかと思えます。その排水を下水処理で併せて分離させる。
ただ、残念なことに福島原発の対策をみても、日本の技術が、この放射性物質の分離に対してなんら持っていないことが判ったことです。事故が起こらない技術も大切ですが、起こったときの対応もしておくことが安全を守る決め手ともいえます。日本の鉄道で大きな事故が、少ないのは、事故が起こった時、迅速に対応する対応ができているからともいえます。


土壌の放射能除染の方法(その3)

本田 勉 | 2011年7月 8日 14:13 様

まず私のつたない投稿文に丁寧なコメントを下さりお礼
を申し上げます。

高校生までは自分の家の畑作を手伝っていた経験がある
とはいえ、全くの素人といってよい私がプロ農家である
本田さんにもの申すという形になるのははなはだ心苦し
いものがあります。このことをお断りした上で、以下私
の考えを述べますのであしからずご了承ください(長く
なったので3つに分けます・・・すみません)。

植物による土壌浄化法(ファイトレメディエーション)
について、この4ヶ月の間に私なりにリサーチいたしま
した。

判明したことの結論だけ(枝葉を除いて)をいえば、一
定の有効性はほぼ認められるものの、その有効性の程度
についてはまだ研究段階、試行錯誤段階である、という
ことだろうと思います。
むしろ、いくつかの大学の農学関係や独立行政法人の研
究機関などで発表されている論文やブログを参照したも
のを簡約すれば、セシウムに対する「ファイトレメディ
エーション」はヒユ科のアマランサスや上述の西洋カラ
シナ、ヒマワリ等で試されているが、土壌中のミネラル
分と強固に結合するために回収は難しく、現時点では実
用には到っていない(今後の可能性はあるものの)と言
ってよいと思います。
なおひまわりについて言えば、他の植物に比べて吸収効
果が大きいという科学的データは見つけることができま
せんでした。「栽培条件によって変動しますが、ひまわ
りの吸収量は、土の中にある放射性物質の1%(良くて)
程度です。違いが分かるほど吸収させるには、何十年も
かかる計算です」という研究者の意見を紹介しておきま
す。

土壌の放射能除染の方法(その4)

ところが、放射性物質というより主に重金属の吸収を各
種植物栽培によって研究してきた独立行政法人「寒地土
木研究所」が、ひまわり栽培によって半減期30年のセ
シウムを濃縮した水溶液から20日で95%を取り除い
たという趣旨のデータを公表したことから、ネット上で
「ひまわりが半減期30年セシウムを20日で95%除
去」という短絡したという短絡した情報が一人歩きしま
した。
それ以来福島県をはじめ関東地方や首都圏、さらには全
国的に様々な「ひまわりプロジェクト」が生まれました。
私の周りでもあっという間に増えていきました。
菅内閣の原発震災対応のひどさを目の当たりにして行政
を信用できず自力で身を守るしかないという、私たち国
民の悲痛な思いがこの「ひまわりプロジェクト」の背景
にあるのは間違いないと思います。
でも私たちが期待したほどの高い吸収効果をこの「ひま
わりプロジェクト」は残念ですけど持たないようです。
このため、除染活動にとってマイナスが大きくなること
を心配した専門家から次のような警告が出されるに至り
ました。
”チェルノブイリでは、ヒマワリを栽培しても25年近
く一般人が立ち入り出来ませんでした。
この事を読み間違えると、30年かかる事が20日で出
来てしまうという誤った希望を抱いてしまいます。
被災地の方々が放射性物質はすぐに無くなる、もと通り
の生活に戻れると思い、そのあとで間違いだったと知っ
た時の事を考えてください。どれほど大きな絶望感に襲
われるか、どうか考えてください。
被災地の方々はとても悲惨な体験をしています。誤った
善意に基づく『人災』で被災地の方々を悲しませないで
ください。伏してお願い申し上げます”

土壌の放射能除染の方法(その5)

長年にわたってチェルノブイリ支援活動を続けているN
PO法人「チェルノブイリ救援(中部)」が2006年
から「菜の花プロジェクト」を開始して5年目に入りま
した。
遺伝子組み換え問題の専門家でこの「菜の花プロジェク
ト」に取り組んでこられた河田昌東氏も次のように言わ
れています。
”表土に付着したセシウムはなかなか土壌中には浸透せ
ず、数年から10年はせいぜい5センチ止まりで、チェ
ルノブイリでは20年目でようやく20センチです。
したがって現時点ではほとんどが表面に付着しているの
で新しい植えつけによって汚染表土を土壌中に鋤込んで
しまうのは避けるべきだ。一定程度汚染濃度が高い土壌
はむしろ表土を削除する方がよい”
いまならせいぜい2~3センチでしょうから、根から吸
収ということ自体に大きな効果は期待できないのではと
思います。

飯舘村に降り積もった放射性物質はチェルノブイリの数
倍から10数倍(ベクレル)といわれれています。この
飯舘で表土削除はしないでひまわりや菜の花を植えただ
けでは、少なくとも数年~10年は待てということにな
りかねません。

プロの農家である本田さんは、さすがに農家の仕事や収
入源のことなどを案じておられます。
この点で私の意見は、なによりも表土に付着した放射性
物質をどのように取り除くか、その有効性とスピードの
問題に焦点を絞っております。それが最も緊急だと考え
るからです。

かなり長くなってしまいました。最後まで読んで下さっ
てありがとうございます。

yutampoさん

この原発の農業・漁業に与える影響は深刻で終わりが全く見えないものですね。私は関西在住ですが、私も含め周囲の多数の人達には、残念ながら、頭では東北支援をと思いつつも、東北方面の食の安全性に対する疑念を拭い去ることが出来ません。

その不安は、本来安全のよりどころとなるべき政府発表が全く信頼できない事で増幅されています。菅首相がどれだけ粘ろうが、もはや今の内閣の公報を国民は信頼出来ないでしょう。政府に信頼が無いと何も進まない・決まらないと思います。

私は、一刻も早く新政権を作り秩序だてた対策を講じるべきだと思っています。

また、あなたも文中で指摘されていますが、除染作業は汚染濃度が高い地区の中で生活圏に近い処から行うべきでしょう。おそらく政府内に未分析のまま溢れているとおもわれるスピーディ等の震災当初からのデータを公表し官民総力を挙げて分析し、より精度の高い汚染地域マップを作成して放射能除去作業の優先順位を決するべきでしょう。
そこから気の遠くなるような作業が始まるのだと思うと、人智でも自然界でもコントロールできない物を主力エネルギーとする事の危険さ愚かさを思い知らされます。

sirokuma | 2011年7月 9日 10:42 さん

丁寧なコメントをしていただき、ありがとうございます。

私は sirokuma さんのお考えと同じです。
たとえば、東北の食品や農産物を購入することで応援し
ようと、いくつかの生協による販売やネット購入の呼び
かけが行われています。私は、支援して下さるそのお気
持ちには涙が出るほどうれしくて感謝せずにはおれませ
ん。
でも、東北とくに福島県の農産物や水産物が本当の意味
で信頼をかちえるためには、きちんと正しく放射能を計
測して商品に表示する、本来なら全数(頭)検査が望ま
しい、できないのならせめて畑の表土の検査数値と産物
のサンプリング割合を高くしたうえで、政府が決めた暫
定基準以下などとだけ表示するのではなく計測した実数
を表示する、その上で消費者に選択してもらう・・・
今は苦しくとも耐え抜いて、”風評被害”に負けるなな
どとごまかさないで、放射能汚染に生産者として誠心誠
意、真正面から立ち向かうことがなによりも大事だと考
えております。
こういうと何人かの地元の生産者からは、きれい事言う
なと叱られます。でも農薬まみれの中国産輸入野菜問題
を考えれば他人事ではないはずです。やはり本当の意味
での信用を獲得することを目指すことが必要だと思いま
す。

それだけに、福島県では放射能除染が緊急課題なのです。

sirokuma さんがいわれるように「一刻も早く新政権を
作り秩序だてた対策を講じるべきだと思っています」。
どれだけお金と手間がかかろうとも、精度の高い汚染地
域マップを作成し、除染の優先順位を決め、除染の方法
も場所や地域毎に有効度を考え様々な組合せを模索しな
がら、計画的な工程表を作って組織だって始める。
そうすれば、避難者もいつ頃には地元に戻れるかもしれ
ない、生産者もいつ頃までには元通りになるかもしれな
いと、なにがしかの見通しを描けるようになる、こうし
てはじめてそれぞれの心にわずかながらも将来への希望
が湧いてくるのではないか。

これまで何度も福島県では除染への取り組みがあってこ
そ復旧・復興への一歩が踏み出せるようになるのだとい
ってきましたが、sirokuma さんのコメントをうかがっ
て私は大きな励ましをいただきました。心から感謝いた
します。

遅まきながら「東日本大震災復興構想会議」の設立が決
まり、議長に選ばれた五百旗頭氏がいきなり最初の記者
会見で増税を言い出し、最初の構想会議で福島原発問題
は検討対象から外したいと言い出した時(これは何人か
の委員の反対によって取り下げられた)、この構想会議
の政治的意図が見えたと確信しました。
福島に関係することだけを言えば、菅内閣(<-財務省
や経産省を中心とする官僚)は福島県民を捨てるのだ、
”棄民”こそ菅内閣の隠された意図であると感じました。

現にその後の菅内閣を注意深く観察していると、放射能
汚染問題に対しては、率先して自ら対策を打ち出すこと
は何一つ無く、地元住民の訴えや告発があって初めてし
ぶしぶ何らかの対応をするという態度に終始しています。
いちいち挙げませんが、このことはほとほと感心するほ
ど見事にそうなのです。

チェルノブイリ原発事故に対する旧ソ連と現ロシア、ウ
クライナ政府が実際に行った/ている対策をみると、雲
泥の差があります。
雪国には融雪のための散水車がありますが、大型散水車
を全国から集めてインフラの基本である道路の除染を徹
底的に行ったり、放射能検査の専門家が不足しているた
めに高校の理科教師に放射能検査の技能研修を受けさせ
て国家資格を取らせ、検査機器を集落毎に設置して各家
庭で取れる野菜をいちいち検査して「これはダメこれな
OK」と判断し、内部被曝を検査できる簡易ボディカウ
ンター機を設置して(集落毎や村毎)定期的に住民の身
体チェックを行う・・・

旧ソ連も現ロシアも私はどちらかと言えば賛成できかね
るシステムだと考えておりますが、原発震災への対応施
策はそのソ連やロシアに比べて我が日本政府がいかにお
粗末であるか。
菅内閣の対応は見事なものだなどと評価した高野論説に
私が腹を立てざるを得なかった事情について、このジャ
ーナルに登場されるみなさんには、ぜひご理解いただき
たいと思います。

sirokuma さんには勇気づけていただきましたが、多く
の方にどうかこの放射能除染問題に関心を寄せて下るよ
うお願いいたします。

yutampo | 2011年7月 9日 07:47様
再レスありがとうございます。
私はプロ農家ではありません。農業で生計を成り立てているゆえ、農家の目線での投稿になります。
妊婦さんや小さいお子さんをお持ちの家族からすれば、一秒でも早く、放射線に怯えなくてよい生活を望まれると思います。
過酷な言い方ですが、当事者でないがために、他人事と捉えている面のある。それ故、当地の状況や除線などの情報を詳しく検索することなく投稿しています。
今現在、どうした放射性物質が検出されており、今後どうした影響があるのかも知らずです。その中で、私なりに検索した内容では、今後問題になると思われる放射性物質は、セシウム137であろうかと推察します。ヨウ素131の半減期や土壌のモニタリングの推移を見ても、この物質はいずれ検出されず、これが出す放射線量はなくなる。セシウム134がおおよそ2年、セシウム137が30年です。テルル(Te129m)の影響は私には推察できませんが、半減期を考慮すれば、大きな問題とは考えにくい。
いずれにしても、今後もスポットの調査であろうが、こうした土壌分析を継続し続けることが必要です。
ひまわりや菜の花の実証実験の内容も私にも検証はできないでいます。仰るとおり、鋤き込まないでいれば、表面に残留するでしょう。チェルノブイリでも単に何もせず、表土にひまわりの種をばら撒いただけであれば(ひまわり等は、発芽期まで適度の水分があれば、ばら撒きでも育つ)、吸収率は低くなるとも考えられます。更に菜の花・ひまわりなど畑作植物は、多くの水を必要とせず、逆に嫌います。水分の散布がなければ、放射性物質の土中浸透も少なく、表面に残留しやすい。又、水はけの良し悪しの畑や田んぼで表土残留の条件が異なる。コンクリートや舗装道路では表面流水で農業用排水路に流れ込む。同様に田んぼなどでも降雨により相当数の流水も考えられる。
流域河川の川底に堆積し濃縮する可能性もある。問題は山済みですが、私とすればこれ以上放射性物質を拡散させるより、土中に鋤き込む方が、これ以上の放射線被爆を拡散する危険性を軽減できるのでないかと思えます。鋤きこみ、水張り田として、ホテイアオイなど水生植物でセシウムを吸収できないものかとも考察します。
いずれにしても、半減期が長い分長期になることは間違いない。色々な知恵を出すことで、一時でも早い放射性物質の回収が、今後の不安を無くす方法のひとつであろうかと思える。
今回の肉牛問題に対しては、その生産農家を私は擁護できない。県や市町村の指示がいつあったのかはあるが、問題が起こる可能性を、農家自身が予見できるものであり、一人の独断が他の生産者に与えたものが大きすぎる。
とは言え、墓に避難するなどとは考えないで欲しいとも思う。後に残るものにより深い傷を残すだけである。茨の道であろうとも、よりよくすることに力を注いで欲しい。

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