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長い間、番組にお付き合い頂きありがとうございました。
是非また企画したいと思います。
初の試みであった"コールイン"にも、勇気をもって多数の方々にご参加いただき、感謝しています。
また、総集編をお楽しみに!
01:37
長い間、お付き合い頂きありがとうございました。
番組もあと少しで終了です。
最後にこの選挙を総括します。
自民党の地盤が全国各地で音を立てて崩れている。
小選挙区比例代表並立制が導入された1996年からの衆院選で自民党が4回すべて勝利をおさめた選挙区のうち、今回も有利な展開を続けている地区は半数にも満たない。解散当初から民主党の圧勝予想が伝えられる中で、「異例」の地元選挙区入りをする閣僚経験者が後を絶たなかった。その逆風の厳しさを自らの行動で示したのが内閣総理大臣で自民党代表の麻生太郎(あそう・たろう)氏であった。
8月6日、飯塚市で麻生太郎氏は街頭演説に臨んだ。現職の総理大臣が自らの選挙区に入ることは珍しく、2000年、当時の首相森喜朗氏以来9年ぶりのことである。そしてそのおよそ半月後の公示日、妻の千賀子夫人だけでなく長男、長女までもが選挙応援に加わった。
8月30日の投開票当日、テレビ各局の「開票速報」を横目で見ながら高野孟主幹と田中良紹氏を中心に、様々な論客や政治家が次々と登場する全く新しいタイプの「言いたい放題・開票同時進行ライブ討論」特番をネット上で放映します。
スタジオでは、仲間で居酒屋に集まってサッカーを観戦するがごとき雰囲気で、脇にはテレビのモニターを数台置いて各局の「開票速報」と開票状況の進展に応じた解説を横目で見ながら、この総選挙の意味、各注目選挙区の事情、今後の政局の展望などを自由闊達に論じ、それに各党の幹部・候補者や識者への電話インタビューや視聴者からの電話による質問・意見を織り交えて、立体的に構成(というと聞こえはいいですが、つまりは何でもアリのハチャメチャ精神で進行)していきます。
民主が300議席という各社の一週間前調査の結果は、さすがに衝撃的だった。とはいえ、解散直後には、その予兆は一端を覗かせていた。
南関東のある選挙区、祖父の代からずっと熱心な自民党支持者だった自営業を営む一家。普段は離れて暮らす息子が公示前の週末に帰宅し、「本当にびっくりした」という。この家には広間があり、これまで選挙と言えば、地域の自民党支持者が集会をするために使っていた。それが、今回に限っては、民主党支持者の集会場所となっていたのだ。長らく見慣れた自民党の菊紋が印刷された書類やポスターに代わり、赤いロゴマークのついた民主党関連の物品が、部屋一面に並べられている。「どうしたの?」と怪訝な顔をする息子に対し、「自民にはお灸を据えてやらにゃいかん。小泉改革で何もかもがメチャクチャになった」と、父親は憮然として答えた。
選挙終盤、自民党と民主党の候補者がデッドヒートを繰り広げている選挙区では、自民党候補者が有権者の前で「涙を見せるか」、「土下座をするか」の決断を迫られている。そこまでの必死さを見せなければ勝てない情勢だが、それをしても勝てなければ候補者どころか人間失格の烙印を押される。負けを覚悟で毅然とするか、同情を呼ぶ哀れな姿をさらすか、厳しい判断を迫られている候補者が大勢いる。
今度の選挙で自民党は政権交代を阻止するどころか、解党的出直しを迫られる結果になる。自民党に求められているのは党再生のために一つでも多くの議席を確保する事である。何がこの状況を生みだしたか。私には自民党が2年前の参議院選挙を反省する事なく、同じ事を繰り返しているように見える。
今日の自民党の凋落が始まった2007年7月の参議院選挙の際、とくに農村部で争点となったのが同年4月から実施された農水省の「品目横断的経営安定対策」であった。名称こそ「経営安定対策」とはなっているが、農水省自身がその説明パンフレットの表紙に「これまでのような全ての農業者の方を一律的に対象として、個々の品目ごとに講じてきた施策を見直し、19年度からは、意欲と能力のある担い手に対象を限定し」とあるように、都府県では4ヘクタール以上、 北海道では10ヘクタール以上の面積を耕作する"担い手"か、経理を一元化するなどの条件を満たす20ヘクタール以上の"集落営農"しか政策支援の対象にはしないというものだった。
ひとつは、「自転車」。
公示後、筆者が購読している候補者たちのメールマガジンでも、「政権変え隊」などと銘打った、支援者やボランティアによる「自転車隊」を組織した、という報告がいくつかあった。
もっとも、自転車を使うのには、ちゃんと理由がある。
与野党ともにドブ板を踏むことが必須の今回、細かく選挙区を回るのにはクルマよりも自転車のほうが都合がいい。なにより、選挙カーでの名前連呼を嫌がる有権者は非常に多いのだ(テレビやネット上でのアンケートでは8割以上が迷惑だと感じている)。
また、端から端まで数十キロにもなる選挙区もある。そういったところでドブ板に近い活動をするにも、自転車は威力を発揮する。クルマに積んで途中まで行き、集落近くで自転車に乗り換えて移動するのだ。
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